細田からこんなメールがありました。
ものごとが形となって表出するプロセスは、光や水という外的要因が加わって種が発芽する土壌の中の営みに似ています。そこに在る命(アート)を育てる器(環境)が必要なのです。
デザインという行為にも共通するものがあり、わたし自身の関心と仕事の領域は境界線の周縁部やこの土壌の中に存在します。流れているものをひたすら観察すること、相手と応答を重ねることが、デザインが展開していく道筋を美しくすると思うのです。
実践しているプロセスを記録し発信していくことは今年やりたいことの一つ。もう一つはPDO建築事務所というオーケストラと、住まい手も含まれるコミュニティのオーガナイズ。
2018年は小さな実験・ 実践を重ねながら恐れずに変化していく年。アクションの年です。
※ 写真はこの春に卒業したRelight Committee 2017の授業でのひとコマ。社会彫刻家の輩出を目的とした市民大学。
初夏から約100日間、ピンクの花を咲かせることが名前の由来です。
娘さんの名前につけた一文字はこの樹木の名前からきています。
八ヶ岳の家にどうしても植えたかった百日紅。
移植を待つ細川庭店さんの畑にご夫妻と挨拶に行きました。
夏休みの長期滞在時には紅の花が迎えてくれることでしょう。
炎天の地上花あり百日紅 -高浜虚子-
(写真:北杜市の桜 南アルプスを望んで)
「最近、PDOを訪れてくださるお客様が多様化してきている。」
細田がそんなことをつぶやいておりました。
以前は、仕事もひと段落しリタイヤしてから、自然の中でゆっくりと過ごしたいというタイプの移住者や別荘を求める方が大半をしめていましたた。
しかし、今は、より快適な環境を求め、自由に仕事をし、子育てはこちらで、という若い世代も多くなってきています。
都会で仕事しつつ、住まいは、八ヶ岳や軽井沢で、
また、遠隔での仕事を可能にしたり、新たな事業を起こし移住してくる方々。
まずは、やってみよう!
自分の人生の心地よさ、豊かさ、環境を求めている方がここに増えていることを実感します。