2018.05.29

お金の流れ ー循環から生まれる豊かさー

デザイン道


土地探しを始められたばかりの若い世代のご夫妻から建築予算や借入計画についてのご相談をいただくことも多くなりました。土地と建物の予算配分や家づくりという一つのプロジェクトでの優先順位の付け方やお金の流れのデザインなどお話ししています。

お伝えしたいのはお金の流れを意識してデザインしてほしいということ。消費ではなく生きたお金の流れをつくるために「何に?」「誰に?」を常に自分自身に問うてほしいのです。年長者の言うことが今の時代・社会からかけ離れていることも多々あります。様々な考えをしっかり受けとめて自らのデザインをつくってほしいと願っています。

2018.05.27

イメージを現実に

デザイン道


上棟は設計者にとって心踊る瞬間です。
打合せなどを通して頭の中にあるイメージと
現実とが一致する時だからです。

構造軸組はまさに機能美。
耐震性を確保した上で屋根や壁などを仕上げていきます。


庭と繋がるサンルーム、
薪ストーブを囲んで家族が過ごすシーン・・・
様々なイメージから逆算するように設計していきます。

2018.05.22

女神湖の朝 ―静寂の風景―

できごと


標高が100m上がると気温は0.6℃下がると言われています。
女神湖は標高1540mですからこれからの季節は足を運びたくなりますね。
蓼科山の眺めも素晴らしく、湿原でもあるので高山植物の宝庫です。


静かな湖。
東山魁夷の「白い馬」に出てきそうな風景です。

2018.05.21

マザーハウスとテントたち

できごと


アウトドア遊びが大好きという会社が創立30年周年の記念に建てられた天然水の家。新入社員の研修が開かれていると聞いて伺ったのですが、、、
森の細い砂利道を進むと、突然パーっとひらけた空間が現れ、まず目に入ってきたのが、大きなテントの数々。思わず、「わっ、楽しそう!」という言葉がでてしまいました。アウトドアキャンプ場かと勘違いしてしまうような楽しげな空間。
5月のキラキラとした緑の中で、若い社員とご家族の方々が、気持ち良さそうに過ごされていました。
なにより印象的だったのが、マザーハウスである天然水の家と森との一体感。南北が大きなガラス張りで、家の中を景色がぬけています。家の中にいるのに、まるで森の中にいるような感覚。マザーハウスもさながらテント感覚に近いかもしれません。
広いテラスには、ギターやマイクやアンプがセットされ、その晩はライブイベントになるとのこと。ここは誰にもじゃまされない広大な森の中の野外ステージ。夜の森の風と香りを感じながら、思う存分、音を楽しめるでしょう。

帰り道。細田が言いました。
「PDOの仕事は建物をつくること。でも、その建物から楽しいライフスタイル、ワークスタイルが生まれる。それがうれしい」と。

2018.05.19

動いている庭 —ランドシャフトデザインー

デザイン道 森づくり


竣工から1年半。ARBOR GARDENの平井さんによる庭づくりが「じょうもん平の家」で始まりました。植生や近隣状況など敷地環境を読み込んでのデザインは建築と似ています。

建物の竣工が建築の完成であるのに対し造園は竣工がはじまり。庭師の手により動きを伴いながら家と共に風景をつくります。


自然に対して謙虚な気持ちで土地のもつ潜在力を借りる。まなざしの先にある野草たち。敷地内にある表土の移植や裸地となった場所への新たな緑化方法の検討。住まい手・植物と対話しながらデザインの道筋を探ります。

1...3940414243...158