2018.08.16

お金の流れ2 ー豊かな流域が生まれるわけー

デザイン道



直線ではなく蛇行していること。流れている量とスピード。流域を潤す河川の流れとその形が意味する原理は経済活動にも見てとれます。人も含めた環境との関わりが重要なリゾートエリア(原生自然と都市との中間領域)では予算の考え方が建築計画の道筋のデザインに方向を与えていきます。

依頼することとひと。
お金のかけ方。

そういうことに少し思いを馳せると家づくりの道筋が見えてくることがあります。力を抜いて深呼吸してみて自然から学ぶ。パートナーとの対話。丁寧なプロセスと自由は良きデザインを生み出していきます。

細田@PDO

2018.08.12

何もしない贅沢

その他


今年の暑さは避暑地と言われる八ヶ岳や軽井沢も例外ではありません。
それでも朝晩に涼風が立つことや都会に比べて湿度が低いので体が楽に感じます。

広い空を眺めながら、ただただ過ぎていく時間に身を任せる。
自分自身のために何もしない時間を確保することも贅沢なことです。

明日への活力に繋がりますね。

2018.08.08

ジャイアントテーブル ―大きくても省スペース―

デザイン道


「ジャイアントテーブル」あるいは「コミュニケーションテーブル」をご存知でしょうか。
対面キッチンのカウンターを広げ、ダイニングテーブルと一体になったものです。
大きな木の天板が特徴です。

標準的な仕様では天板にタモの集成材を用いますが、
コストアップ仕様として無垢板にする選択肢もあります。
「いかだ床のある家」ではタモの無垢板をハギ合わせにしました。
床のアメリカンダークチェリーに合わせて赤味に染色し、
ガラス質の透明塗装仕上げで耐久性や耐水性を確保しています。

キッチンに立つ人とダイニングに座る人との距離感が程良く、
新たにダイニングテーブルを置かなくても良いので自ずと省スペースです。

自宅はフォーマルに、別荘はコミュニケーション優先にと、
あえて食事のスタイルを変えてみるのも良いのではないでしょうか。

2018.08.01

“アイテムガレージの家”建築実績にて公開‼

できごと


南アルプスと八ヶ岳の大展望にたつアイテムガレージの家!
建築実績に公開しました。
ぜひ、お楽しみください!

2018.07.31

土塗り壁―伝統工法修業中―

デザイン道

建築の中でも、建築行為で環境への負荷が少ないのは木造でしょう。
木造は、ツーバイフォー工法、在来工法、ログ造、そして伝統工法、
と大別できます。
かつて私は在来工法と伝統工法は同義だと勘違いしていました。
在来工法は骨組みこそ柱、梁ですが合板や緊結金物を用いて変形のない箱をつくります。
伝統工法は「めり込み復元」を旨とした免振構造です。
どちらが地震に強いか?
考え方が真逆なので何とも言えないところですがどちらも強いです。

さて、私は今、伝統工法の技の勉強にはまっています。
要件をバランスよく整えて美しいデザインにする、その根拠となるものを、
先人が積み重ねた日本独自の工法、デザインより多くを学ぼうと思ったからです。

高橋昌巳先生が自らの設計・施工の現場を対象に講義をしていただく機会に恵まれました。
今日は「土塗り壁」です。
八ヶ岳の若き棟梁、横山潤一氏とデザイナー持留和也氏と共に参加です。
私も潤一氏も竹木舞組に挑戦です。
現場で藁を混ぜて7か月寝かした土で荒壁工程塗りです。

中村@PDO

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