ウッドデッキはもう1つのリビングスペースです。
フラットで広場のような場所なので楽しみ方も自由。
バーベキューをしたり、朝食やお茶を楽しんだり、
ハンモックを吊るして読書なども至福の時ですね。
プランによっては屋根を設けることも可能です。
より室内化した「インナーデッキ」という考え方です。
一番のメリットは天気を気にすることなく楽しめるということ。
「MOLINOTH(もりのす)」では壁に大谷石を張り、
ちょっとした焚き火の出来るファイヤープレイスを設けました。
外でもない、中でもない、その中間領域で、
デッキスペースは多くの時間を過ごすことができます。
群馬県みどり市に立地する「MOLINOTH(もりのす)」。
緑に囲まれた静かな環境ですが、群馬の厳しい夏に備えて冷房は必須です。
ここではエアコンは使わず、冷温水輻射パネルを採用しました。
写真右側の白いルーバー状のパネルです。
夏はパネル内に冷水を流し、冷輻射によりひんやりとした涼しさを感じることができます。
風もなく、音も出ないのでとても快適です。
また、冬は温水を循環させることで輻射熱が発生する仕組みになっています。
さらにもう1つの特徴が機器そのもののインテリア性。
ルーバーの用途を兼ねるので視線を緩やかに遮ってくれます。
1台で3役こなす優れものです。
「チェロキーレッドの家」の竣工から10年。
2台分の駐車スペースを設けたガレージは今、
オーナーの手により濃密な空間へと成長しています。
このガレージはインナーデッキを挟んで
リビングから眺めることができる設計です。
休日となれば愛車のメンテナンスや
趣味のバイク解体など作業スペースへと変貌します。
物や道具が多くても整然としているのは
1つ1つに意識が行き届いているからでしょう。
リビングの延長にふさわしく、時間を共にしたいガレージです。
オーナーの思い描くライフスタイルを見ることが出来ました。