お引き渡しから半年が経過したゆきまどの家を訪ねました。
木漏れ日が気持ちの良い庭の中に、1帖程の大きさの木箱が置いてありました。
中にはトマトやサニーレタス、パセリなど様々な野菜が育っています。
腰をかがめなくても良いようにとオーナー自らが製作した家庭菜園です。
日々の管理が楽なだけでなく、景観としても良く馴染んでいます。
試行錯誤しつつも庭づくりを楽しんでいるオーナー。
とても丁寧な暮らしが伺えます。
橋爪@PDO
うずまきスタジオのアプローチ沿のクサソテツです。若芽はこごみと呼ばれ春の山菜のひとつ。天ぷらや胡麻和えなど美味しいです。
若芽の時に葉の先端がくるくると丸まっている特徴的な姿で観葉植物として庭に植えることもあります。
手前にあるにはオシダの若芽、大型のシダ植物です。1mを超える葉を放射状に伸ばし、これから存在感が一気に増し、庭に変化をもたらします。
「じいそぶがるてん」、建築実績に公開しました。
住居棟とコテージ棟。風景をつくる建物です。
ここ数年でサウナ人気が再熱していますが、PDOでも要望をいただく機会が増えてきました。
ドライサウナとスチームサウナ、両方を取り扱っているティーロのショールームを訪ねました。
ドライサウナは電気やガスを熱源としたサウナストーブを設置し、室温を80〜90℃まで上げていく仕組みです。
サウナストーンに水をかけて水蒸気を起こす、いわゆるロウリュウも楽しめます。
浴室と違い防水や給排水工事が不要なので施工は比較的容易です。使用人数に合わせて自由に空間を作ることができます。
さらに水風呂や外気浴スペースも設ければとサウナ通には欠かせないローテーションを組むことができます。
スチームサウナはサウナ室の近くにスチーム発生器を設置し、水を沸騰させた蒸気で室内を温めます。
室温は40〜45℃程度。湿度はもちろん100%です。
入浴している感覚に近いことからバスタブを設置しないケースも多いようです。
きめ細かな蒸気に包まれリラックスしながら過ごし、シャワーを浴びてクールダウンするといった使い方になります。
バスタブを置かない場合はシャワー室の様にスッキリとした室内になります。
タイプの違う2つのサウナ。
1人はもちろん、家族やゲストと過ごすのもまた特別な時間になりそうです。
橋爪@PDO
標高1100m八ヶ岳南麓に住んでいる。
ここ数十年程度の設計、施工技術の向上で
快適な生活が可能となった。
直近の都会である甲府には時々は降りることもある。
その道すがらよく目にするのは、
空を気持ちよく滑るグライダーの姿。
動力装置を持たずに気流をとらえて操縦する。
3,000m級の峰が連なる八ヶ岳は南北軸だ。
その東も西も谷状となっている。
東谷は塩川、千曲川、信濃川となり日本海に抜ける。
西谷は釜無川、諏訪湖、そうフォッサマグナだ。
やはり日本海まで抜ける大地溝帯。
大陸からの風はこの谷地形で加速度を増す。
この二つの風が八ヶ岳東西谷を吹き抜け、
ちょうど合体するポイントが韮崎と双葉だ。
これが俗に言う八ヶ岳颪(おろし)。
甲府盆地の冬を寒いものとしている。
航空協会、航空学園がある理由もそれだ。
小淵沢の人に「名物は何?」と聞くと「風」と答えた。
特に春先には北西からの吹き上げで
芝も剥がすと言う。
清里には風を鎮める「風の三郎」と言う社が今もある。
長い棒の先に鎌を掲げた「風切り鎌」も風習として残る。
地形的にこれら風の影響を受けない八ヶ岳南麓エリアは
居住地として人気がある。
中村@PDO