カナダ人宣教師A.C.ショーが軽井沢を訪れ、「ふるさとの情景と似ている!」ということで別荘を建てたのが1888年。それが軽井沢リゾートの発祥です。
当時の宣教師といえばかなりのセレブ。今見ると質素に見えますが、豪華な調度品に囲まれていたのではないでしょうか。
八ヶ岳に暮らす私のふるさとは東京の浅草。第二のふるさとは、そう軽井沢です。なのになぜかショーハウスを訪れるのは初めてなのです。日本人なのに富士山に登っていないのと似ていますね。
Iさんご案内ありがとうございました!
ヘムロックヒル・・・栂の丘、そう名づけた家が出来たのは、今からもう20年も前のことだ。都会をはなれ大好きな八ヶ岳の自然の中で暮らしたかった。
設計図は当時事務所を開いていた東京で描いた。毎週の様に山歩きで八ヶ岳に通っているというのに、いざ住まいを設計しようとしたとき、風土についてほとんど知識がないことに気づいた。
冬の風、夏の風はどちらから吹く?
日照時間は?
どんな植生?
土の成分は?
地下水の流れはどこからどこへ?
・・・・形を出してしまう前に多くの勉強をした。
こう見えても東京時代の私は、ビルや狭小住宅の設計に明け暮れた。そんな中、自邸の設計は自分を取り戻すためになくてはならない時間だったのだ。
初日は小雨の降る中、旧軽銀座を散策しながら朝ダイのウォーミングアップ。朝に食べるパンなども買い込みながら、すでに新しい体制づくりに向けての対話がはじまっています。
続きはエクシヴでSさんと合流した後、じっくりと・・・アルコールはしばらくお預けです。
PDO名物、朝ダイは今回軽井沢エクシヴで行ないました。メンバー3人のほか若手建築家のIさん、住環境プロデューサーのSさんを加えてのダイアローグでした。テーマは「品質・性能と現場管理」です。
やたらと豪華な施設ですが、非日常であることは何よりです。日常の雑多な業務を忘れて、本質に迫る対話にはうってつけです。
今までになく実践的で、身に迫った具体的な内容について、多くの対話をし、実りある脳の刺激がありました。