2012.12.29

氷の華2012

できごと

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世紀末芸術とえばいわずと知れた19世紀末のヨーロッパを席巻した、デザイン工芸運動のこと。アールヌーボー(新芸術と訳します)とも言われますね。産業革命のオートメーション化で、ものづくりの画一化、均質化が極端に進み、その反動としておこった動きで、近代のデザイン思想の基となった出来事でした。
  
それはさておき、わがヘムロックヒル(私の家の愛称)にも、かのアールヌーボーのガラス工芸作品さながらの、美しくもはかない「氷の華」が冬になると咲きます。ヘムロックヒルは25年前、気密も断熱も全く考慮されることのない、未熟な建築家(私)によって創られました。でもそのかわり、こんなにも美しい花が毎朝楽しめるのです。

2012.12.27

IKEAバスケット

できごと

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造作家具にIKEAのバスケットを使いました。W750×D350×H160、レール付き1セットで700円です。

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今回は洋服をたたんでしまっておくのに便利な引き出し式にしました。中身がひと目で分かり、出し入れが簡単です。スチール製のワイヤーを使用しているので、ベッドリネンなどの重たいものも収納できます。
  
収納量が豊富で、リーズナブルなものをセレクトできました。

2012.12.24

プレゼント

できごと

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模型には、佇まいを見ればそのすべてが分かってしまう程の情報量があります。図面では伝わらないことも模型を見れば一目瞭然です。
  
完成まで実物が見られない(分からない)建築の世界であれば尚更、模型の役割は大きいと思います。
  
完成した模型を丁寧に箱に入れ、移動中に壊れないよう、上下左右をパッキンします。
  
・・・プレゼンはプレゼント。
  
そんな言葉を聞いたことがあります。こうやって梱包をしていると本当にそう思います。

2012.12.22

縄文に思いをはせる

できごと

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谷戸古民家ツアーの一日目は想定外の地吹雪となり、田園地帯の散策は難儀した・・・・・、と思ったのはスタッフだけのようだった。
  
参加いただいた皆さんは普段経験したことのない、乾いた田畑を横殴りに吹く雪を、なんということか・・・!楽しんでいた!
  
谷戸城跡は城山と呼ばれる。谷戸城は甲斐源氏、武田信玄の遠い祖先が流れてきた地だ。田園地帯に唐突にこんもりと山になっている。
  
この城山のふもと一帯におびただしい数、規模の縄文遺跡が出土した。甲斐源氏は縄文の古墳を転用したと思える。
  
西暦2012年以前に何万年もの人の文化の歴史がある。優れた文明、文化は今とまるで違った価値観の上に、確実に積み重ねられていたはずだ。ただ後の世に伝わるメーセージが少ないのだ。
  
気候変動はあっても火山活動や地殻変動が何万年の間なかった八ヶ岳だからこそ、多くの縄文人の息遣いを聞くことが出来る。

2012.12.10

古民家ツアー

できごと

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八ヶ岳南麓の魅力の一つ、周囲の自然と調和した養蚕形態の家並みがつくる、美しい集落を舞台にした「大泉谷戸の古民家群と再生事例を巡る旅」。
  
東京・神奈川・埼玉からの幅広い年齢の参加者をお迎えして、2日間の行程を無事終えることができました。
    
ご協力いただいた古民家再生の虹梁建設の高桐棟梁、ふるさと情報館の中村所長、鉄のクラフト作家の上野玄起さん、ギャラリーカフェ徒然草の中森様ご夫妻、ふらここ食堂の高橋様ご夫妻、ペンション詩遊館の宍戸様ご夫妻、ペンションSUNSUNのオーナー様、そして雪の降る中、古民家巡りのガイドをしていただいたNPO法人「八ヶ岳南麓景観を考える会」の桑田理事長、ありがとうございました。
  
PDO建築事務所からは今回中村と細田が参加し、ツアー企画と全体のコーディネート等で関わらせていただきました。
  
参加者の皆さんからの声も聞け、都市と地方との交流や二地域居住、移住促進へ向けた今後の取り組みなど、たくさんの可能性が感じられた2日間でした。
  
参加された皆様には、リピーターとして再び南麓に来ていただけるよう、次の企画をぜひ考えたいと思っています。