しばらく春の嵐が吹き荒れていました。ようやく南麓にも春が来ましたね。甲府の現場ではもう汗ばむほどです。大泉に帰ってまいりますと!いつもと様子が違っています。道をふさぐようにして太い赤松が倒れています。これには驚きました。その後クレーンが南麓中から集められたのでしょう。7台も参集して力をあわせて撤去しています。それにしても電線の張力はたいしたものなんですね。
赤松は森林破壊の象徴です。広葉樹の森を伐り開いておくと、土壌の養分も流れてしまいます。それでも日当たりだけはよいですから、もやしの様に赤松が生えてきて、急成長します。そんなわけでとても弱いのです。
赤松を伐って広葉樹を植えましょう!
LIVING DESIGNのバックナンバー。タイトルに惹かれて取り寄せました。
見返りを求めず、与え続ける。私たちは、太陽が源の贈与経済のシステムの中で生かされている。
パッシヴソーラーハウスの我が家。http://www.kankyosouki.co.jp/index.html
現在2℃の外気を70℃以上に暖め、せっせと床下に取り込んでいます。今日は薪ストーズなしで過ごせそう。
冬の日だまりの中、太陽のちからに感謝!
この八つ石、どうにかして良い使い方出来ないものか?真っ先に思いつくのが石焼プレート。実際私は牛肉をこの上で焼いて食べています。サーロインなどの脂が多いものでなく、ヒレやモモなど、赤身の肉を焼くと良い。でも、富士でも浅間でも「溶岩焼き」などと称して、皆やっていることでつまんないな。
そんな事を考えつつ、8FINの家のご夫妻に、少々遅めの新年のご挨拶に行ってまいりました。
八つ石プレートを持参いたしましたら、早速葉っぱをもいで大福をのせてくれました。「そうか・・・。食器として使うのも良いな・・・。」などと思っていましたら、「すこーし丸くくり抜いたらもっと用途が拡がりますよ。」目からうろこ、とはまさにこのこと!重大なヒントをいただいてしまいました。
そこで早速スケッチ!
八ヶ岳南麓では太古の昔、大規模な山体崩壊がありました。南麓一帯が岩だらけなのはそんなわけです。
そんな岩はとても魅力的なのに、せいぜい庭園に使ったり、土留めに使ったりする程度です。
エリアで産出する石はその場の特質をとてもあらわしていて、それを建築に利用することは建築家の夢です。
しかしながら昨今の合理性は、流通に乗らない商品は価値なしとみなされ、また、大量消費されないものはすなわち「特注」というラベルを貼られ、とても高価なものとなってしまうのが現状です。
それでもこの「八つ石」をどうしても建築に使いたい。この石は凝灰石なわけですが、切り口が薄紫で雲母分を含み、とても縄文的な力強さ、美しさを持ちます。
まずタイル状にして見ました。数年前E邸の外壁の一部に使ってみました。
そして今度は「天神の曲がり家」のキッチンカウンターに採用する事が決まりました。
そこで本磨きをしてみたら!石屋さんもビックリ!なんて美しいのだ!!