油やのルーサイトギャラリーで展示されていたアルミ作家と書家によるコラボレーション作品です。
アルミ作家である小沼直晴さんの作品は、高温で溶かしたアルミに溶岩のテクスチャを加えた力強さが特徴です。
その作品の上に書を加えるのが書家の千登勢さんです。言葉が加わることで意味が生まれ、作品に深みが増します。ちなみにここに書かれているのは、
銀の滴降る降るまわりに
金の滴降る降るまわりに
というアイヌ神揺集の一文です。作品によっては半年間毎日小沼さんの作品に向き合い、ふさわしい言葉を考えたそうです。
自分が魅かれたのはこの2作です。左側の作品には文字が書かれていないように見えましたが、千登勢さんに「近づいて見て下さい」と言われ、良く見てみると・・・
一文字一文字が繊細に刻まれていました。古今和歌集だそうです。
一緒に作品を見た中村も、時間をかけてじっくり解読してみたいと言っていました。
今回の展示は終わってしまいましたが、また来年、新作に期待です。
ダイニングから見える無粋な電柱を消すために植えられた株立ちのセイヨウシナノキ。(別名:リンデンバウム)
8年前は樹高3mほどの木でしたが、現在は10mくらいに成長し、しっかり役目を果たしてくれています。