崖にへばりつくように建てられたこの建物。佐久市岩村田にある「鼻顔(はなづら)稲荷神社」といいます。いわゆる「懸崖造り(けんがいづくり)」の寺院建築です。移動中に偶然見かけて、気になったので立ち寄ってみました。
中は細長い通路の様になっています。画像左側は全面開口で岩村田市街を一望できます。眼下には川が流れ、桜並木が続く景勝地です。一方右側はどこまがでも崖や壁が続いています。
少し調べてみると、仏様や観音様というのは岩屋や崖などに安置されることが多く、そこにお堂を建てて祀ると、必然と懸崖造りになっていくそうです。
一見、奇抜に見えるこの形も、実は必然的な理由がありました。築450年の「機能美」です。
太陽熱を利用するパッシブソーラーシステムに興味をもたれて、そよ風のサイトからPDOのWEBサイトを訪れていただいた神奈川在住のご夫妻。
近い将来の移住も視野に入れての週末住宅のご計画です。候補地があるとのことで、お話を伺った後にご一緒に敷地を見に行きました。
南側に広がる広葉樹の雑木林が気に入られ、1年を通して様々な表情を見せてくれるこの林を眺めながらの暮らしをイメージされています。
さあ、この敷地にはどんな建物が馴染むのでしょうか。ご要望を伺いPDOが基本提案のプランニングをいたします。