家族と過ごす日々の暮らしを大切にする北欧の人々は、毎日使う「モノ」にこだわりを持っています。
機能的でシンプルなデザイン、そしてリーズナブルという考え方が、北欧デザインの特徴と言えます。
ボーエ・モーエンセンのデザインしたソファは、モーエンセンと語る家の中心的な存在です。
ソファやダイニングテーブルなどの家具から暮らしのイメージを膨らませていくのも良いかもしれません。
薪ストーブの最近の主流は触媒を使わないリーンバーン、クリーンバーン燃焼です。排出ガスを低減させるために、薪が一次燃焼した時に発生する燃え切れなかった可燃性ガスに空気を混合させて、再燃焼させるのです。
我が家のフェデラルコンベクションは触媒を使う、キャタリティック燃焼と言われる方式。いくつかの燃焼方式がありますが、二次燃焼させることによって、オーロラのような美しい炎が楽しめるのです。
現場が近くにある関係で南甲府の駅で待ち合わせをしました。身延線。まだ見ぬ世界へいざなうローカル線。駅舎はなんとも味わい深いアールデコらしきモノ。1925年様式とも呼ばれ、昭和初期に日本でも流行したデザイン形式です。ただ、とても表面処理的で薄っぺらな印象を与えます。同業者として肩を持つつもりもありませんが、予算やこちこちの担当者のせいで、建築家のイメージしたものとは幾分違ったものが出来てしまったのでしょう。そんな歴史的思い出(価値に達していない)はどうでもよく、単に建て替える予算もないから残っている、そんな少しかわいそうな南甲府駅舎なのでした。