「建築家の建てたいものを設計するのではありません。敷地環境が求めるもの、オーナーが求めるもの、それがPDOのコンセプトの元に融合して、私を通してかたちとなるのです」中村がよくオーナーに語る言葉です。
すでにご要望をいろいろお聞きしていましたが、あらためて敷地を訪れました。敷地に立ち、自然からのインスピレーションをもらい、その場でスケッチをしていきます。
この段階でかたちになったものには大事な要素がたくさんつまっているのです。
国道141号線に面する佐久市北部消防署は看板制作に力を入れています。
キャラクターは毎年変わり、今年は機関車トーマスです。過去にはポケモンやドラゴンボール、NARUTOなどがありました。共通点は子供たちのヒーローであること。そう、消防士はみんなのヒーローなのです。
アメリカ映画などでも消防士はヒーロー的存在ですね。このキャラクター看板もまた消防士を身近に感じ、ヒーローの代名詞として一役買ってくれることでしょう。
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ちなみにこの看板制作は毎年一番若い署員が担当するそうです。制作期間はおよそ2ヶ月。手作りというのもまたいいですね。それにしても毎年力作です。