稲の花は咲いている時間がわずか1時間程度といわれています。この短い時間に受粉を終え、花はすぐに閉じてしまいます。
この説明をみると一瞬だな、と思いますが何千何万と植えられた稲が毎日花開き花粉を飛ばしていると思うと憂鬱になってしまいます。
何を隠そう、私は稲花粉アレルギーなのです。8月も半ばを過ぎますと目の痒みとくしゃみが止まりません。
なんで家の隣が田んぼなんだ!ムキーッ!と、なった事もありますが、二十数年お米に生かされていただいているのでむしろ感謝なのだなと思うようになりました。
でもホントのところは「あぁ、早く稲刈りの時期にならないかなぁ。」の気持ちでいっぱいです。
モデル1の用地は泉ライン整備のために切土され、養分が不足しているためにススキなどがかろうじて自生する平坦地です。ここに大きく3つのゾーンを設定し森を創造します。本モデル事業は山梨県「地域の森づくり活動」支援事業に指定されています。(NPO法人 八ヶ岳南麓景観を考える会 申請)
ゾーン1
植物生態学者 宮脇昭先生の提唱するポット苗混植法に則り、八ヶ岳南麓の潜在種、代替種のポット苗(約1000ポット)を植えます。南麓で採取した種から3年以上かけて育て上げた自生種約20種に加え、ブナ、小熊笹も植えます。植物同士の生存競争を促し早期に森を回復する手法です。
ゾーン2
潜在植生、代替植生の高木、中木、低木を植栽し、出来る限り自然林を再現します。ここではエリアならではの、山野草、地被植物も育みます。
ゾーン3
PDOスタジオという建築空間と植物のかかわりをテーマに「住空間と共にある植生」を試みます。
目的が達成され多生物が謳歌する森となるには何年かかるでしょうか。すぐに結論が出なくともそれを仕組む責任が今を生きる私たちにはあると考えています。
ゾーン1 ポット苗1000 植樹祭へのお誘い
●第1回目(ポット苗植え付け)
日 時:平成26年9月7日(日) 9時より12時半
午後の作業参加は任意
場 所:山梨県北杜市大泉町谷戸西泉8312-1
(泉ライン沿い、八右衛門出口湧水向かい)
主 催:NPO法人 八ヶ岳南麓景観を考える会
企 画:PDO建築事務所合同会社
樹木を育てる会
持ち物:軍手、バケツ、移植鏝、(できればスコップ)など
●第2回目(冬越し養生)
日 時:平成26年11月9日 9時より12時半
場 所:第1回目と同じ
主 催・企画:第1回目と同じ
問い合わせ:細田(担当)
tel:0551-38-3266
e-mail:hh@passivedesign.jp
ご興味のある方々のご参加を募っています。
事前の把握が必要なのでお問い合わせください。