このあたりで「じこぼう」と称されるキノコは、図鑑では「ハナイグチ」です。なぜ「じごぼう」というのか?朝露にきらきら光っているので「慈光坊」という説も、「地ゴボウ」地面に生えるゴボウと言う説も。(柄の部分がゴボウのような食感だからかも)
いずれにせよこのきのこは数多く獲れる秋キノコの中では、人気ナンバーワンです。本来の発生時期はなぜか雨が少なく、このところの台風の通過で降った雨のお蔭で、遅ればせながらたくさん顔を出しました。
12月並みの寒気が入っているという、今朝採れたのはそんなハナイグチの幼菌です。笠が開ききっていないので虫はほとんどいませんし、歯ごたえもあって私は好きです。
今夜はキノコ鍋にいたしましょう!
原石材さんを巻き込んで、もう5年越しで八ヶ岳の石を建材化することに取り組んでいます。かつては富士山ほどもあったと言われる八ヶ岳山塊は、太古の岩崩れ雪崩で多くの巨石を麓に運びました。
どこにでもある石。土留めにしか使われていない石。でも、割いてみると・・・・!なんて美しい薄紫色。これを何とか建材化したい。まずはタイル状にスライスしてみました。なかなかの質感です。床に、カウンターに、使ってみました。
丸い大岩を整形にスライスするのは、ちょうどフライドポテトをつくることと似ています。端の不整形な「耳」が残ります。全て残さずいただきましょう。
そんなわけで耳石のストックが出来ました。これをうまく壁に埋め込んで使うことを模索中です。