2015.01.28

錆び仕上げアイアン表札

できごと

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6㎜鉄板を使用し、文字の切り抜きをしています。(上野玄起さん作)錆び仕上げが、風雪で少しづつ進行し、時のうつろいで変わりゆく表情を楽しむことができます。

p.s.
上野さん曰く。建物にならって曲げてみました、とのこと。

2015.01.27

家森は千年の森へ 2015

森づくり

33
さあ、家が出来ました。庭は?
  
環境を傷つけずに建築をすることは出来ません。最小限にと気づかっても、不自然に整地され、地面はむき出しになってしまいます。これにはいつも胸が痛みます。一刻も早く「緑地回復を!」という衝動に駆られるのは私もオーナーも同じ。いっそ洋芝の種や、ヨモギなど野草の種でも蒔いてしまおうか。
  
でも、待ってください!
  
例え草であろうともその環境に即していない、外来の種など蒔いてしまえば、奇妙な土壌が形成され、潜在の、環境に即した森づくりの、妨げになってしまいます。
  
「潜在植生の木」の名前だからと言って、例えば某マートや園芸店で買ったとしたら、ほとんどの場合それはエリア外育ちです。同じウワミズサクラと名前は付いていても、森で自生しているそれと、売っているそれは厳密に言えば違う植物です。極端に言えばすべての種は固有種です。(ただ、現実にはPDOからポット苗を買っていただかない限り難しい望みなのですが・・・・)
  
草も同じ。買ってきた種を蒔くことは、潜在の森を早く復活させたければ逆効果になります。
  
そこで焦らず、むき出しの地面には次の春には雑草が生えてきますから、我慢して待ちましょう。根気強く雑草を短く刈り込んで土づくりに励むと良いでしょう。
  
ゴルフ場のような芝の庭にするのは、間違った考え方と言うことです。環境と時間がつくる森空間は、どんなガーデンデザイナーの作品よりも美しいです。

2015.01.24

自然の力をかりて

できごと

113
自然の中におかれた形。時の経過で、留まらず、変化していく様。
  
本格的な雪となった先日、外に出てふと見上げると、息を呑む美しさ。

2015.01.23

コメツガの丘 - ヘムロックヒル

森づくり

112
家に名前をつけたがる癖は今に始まったことではありません。もちろん私の住処にも名前はついています。
  
父のDNAをしっかりうけついで私も山男です。ことに八ヶ岳は はしからはしまで春夏秋冬歩きまわりました。そして、25才のことでした。この連嶺のふところのどこかに家を持つのだと決めたのです。
  
さて、八ヶ岳連嶺は岩あり、森あり、湖ありで多彩です。その中で、私が最も好きなところは・・・。北端の蓼科山南麓の天祥寺原です。ここの、コメツガの林がこよなく好きなのです。
  
そんなわけでコメツガの丘-ヘムロックヒルこの家をそう名付けることにしたのです。
  
イラストは八ヶ岳連峰を標高2200mラインで輪切りにしたときのかたちです。地球規模の大洪水があったらこうなるんでしょうね。

2015.01.21

アルペンルート

できごと

110
上空の寒気がさほどでもなかったせいか、べたべたな雪が降りました。雪かきをする皆さんの顔にもいやいや感が漂っています。重い雪です。もこもこがりがりです。
  
PDOスタジオは道路から見て台状の地面に載っています。間地ブロックの擁壁に、もこもこの雪が貼り付きました。
  
まるでアルペンルートの雪の壁のようですね。