これは!!なんだろう!!!
「さなぎを保護する繭だよ」
あぁ虫か…と少し複雑な気持ちになったのは言うまでもありません。
ギュッと握ったら儚くくずれるかなと思い、そっと持っていたのですが、そんな心配はいりませんでした。
固かった。思いのほかしっかりとした家でした。
存在を忘れてしまい、上からタンブラーを置いても崩れませんでした。
一体誰が住んでいたのでしょう。
とても気になるのですが知りたい気持ちより知りたくない気持ちの方が大きいのです。
そんな葛藤がつづき、なかなか手放すことができない繭は今も車のドリンクホルダーに置いてあります。