「家の中は段差なしで」とご要望されるオーナーは多いです。時代はバリアーフリーです。
それでも自然環境豊かな高原地では、多くの場合土地は傾斜していますからそれに沿うように床をスキップさせたり、基礎工事のコスト合理性を高めるためにも、段差をうまくデザインすることも多いのです。
トイレ、浴室などの水回りと寝室のとの経路の途中に段差などがあるのは危険です。一方で、キッチン・ダイニング・リビングなど、明るい昼間に活発に動き回る空間では、むしろ足腰を弱らせてしまわないように、感覚を鈍らせてしまわないように、危険ではない範囲で床がスキップ状になっていたりするのも良し、とするご要望も多くいただきます。
地面との連続性がほしいとの要望をいただきました。土間リビングのある家を計画しました。キッチンからもリビング越しに庭が見たい。室内が庭とつながっていく棚田状の空間構成と、水回りと寝室は段差なく安全な経路であることを、うまくプレゼンテーションするために 「立体的平面図」を作りました。平面図を厚紙に貼り付けて切り抜いただけ・・・10分で完成。説明効果抜群です。