かけがえのない生活の根拠となる家を築くために、
もう既に土地を入手された方、これから入手しようと思っている方々に参考になれば幸いです。大自然の中での多くの設計経験、施工経験から得た「土地の読み方」についてお話します。
一般に不動産屋さんの価値感で「良い土地」とは何かご存知でしょうか。それは、建築に際し考慮することが少なく多くに対応できる土地、すなわち強い特徴のない土地が良いとされます。具体的には、
1、出来るだけ整った矩形で変形してないこと。
2、平坦地であること
3、道路付けがよいこと
4、ICや鉄道駅から近いこと
などでしょうか。
それらを満たしている土地があったとしても一番大切なワクワク感のある土地とは限りません。「良い土地」を作るために余計な加工をして、かえって魅力を無くしてしまったり風水を悪くしてしまう例も多く見てきました。
不動産屋さんの価値観は単眼的です。
家はそこに住まう家族と土地の特性が融合された唯一無二のものであるべきです。
中村@PDO 写真;松村誠