ブラジル人建築家、オスカー・ニーマイヤーの回顧展に行ってきました。
今まで本やDVDなどで建築作品を見てきましたが、ここでは彼の思想や時代背景についても触れることが出来ました。
一躍有名となったのは「ブラジリアの都市計画」です。(1950年代)その後ブラジルが軍事政権時代に入り(1964年~1985年)、共産主義者であることから国内での設計活動を禁じられ、20年もの間フランスに亡命しています。
激動の時代を生き、2012年に104歳で亡くなるまで実に様々な建物を設計しました。住宅、美術館、大聖堂、国会議事堂、道路やトンネルまで・・・生涯に手がけた数は2000とも言われています。
会場には30分の1スケールの実作模型があります。横になって見てみると空間の疑似体験ができるというものです。
曲線美の美しい作品は「いつか見てみたい」、そう思うものばかりでした。