庭のデザインをよくします。花をめでる木。幹立ちを楽しむ木。紅葉を楽しむ木。適材適所に配し、空間を創ります。水が引き込めればなお良いです。木たちが人の生活と対話するように仕組みます。
ただ、よくある「ガーデンデザイナー」ではありません。もともとある森との連続した流れにデザインするのがPDO流の家森づくりです。創るというよりも「再生」に近いかもしれません。
でも、人はせいぜい建ててから30年、住まいは百年ももたず土に還ります。木は樹となって何百年もそこで長生きをつづけます。ですから、PDOは育てたミズナラやハル楡の苗をそっと片隅に植えておくのです。百年後にはここが大昔のように潜在の森にもどり、多くの生き物が笑っている事を夢みて。