軽井沢にはなんでもあります。
東京24区などと呼ばれるくらいに、現代的な文明がある一方で、火山活動が頻繁なせいで地面の滋養分が高いのです。植物の多様な繁殖を促しますので、当然のことながら動物、昆虫の楽園でもあります。
人も動物も植物もありとあらゆる生命を活発にさせているのは、浅間山なのです。
さて、群馬の森から軽井沢に毎日通勤している多くの熊たちが、経路の途中にある熊野神社周辺は出没頻度が特に高いのです。その鎮守の森に踏み込もうというのですから物好きです。
考えてみたら熊鈴を持参するのを忘れてしまいました。最近はターザンのように綺麗な裏声が出なくなってしまいました。森の入口で「アーアアー!アアアアー!!」と叫べるでしょうか・・・・。
そこで若手のH君に振りました。目をしきりにしばたいています。明らかに嫌がっています。
とっ、何を思ったかスマートフォンをいじくっています。あら不思議!熊鈴が現れました。振るとりんりん鳴るんです。
これで安心!黄門さまの印籠のごとく手に持って、やたらと振りながら森に入っていくのでした。
りんりん・・・りんりん・・・・りんりん・・・・・。