2025.03.30

ストックとしての建築 ーサステナブルデザインー

デザイン道



テーマに惹かれていま読んでいる本です。

サステナブルデザインの目的に一つに「廃棄物を減らす」ということがあります。短いサイクルでのスクラップアンドビルドはサステナブルではありません。

PDOが仕事をしているエリアは郊外というよりは高原・山岳エリアですが、同じような問題が起こっています。30年も経たず、取り壊される建物も多いのです。夏仕様の別荘など性能面で問題ありの場合は仕方のないケースもありますが、規模やデザインで顧客の需要を満たせずに解体されていく建物も少なからずあります。

4月1日からの法改正で、地域ごとに決められた省エネ性能を満たすことが義務化されて、これからつくられる建物は性能面では将来求められるニーズをある程度満たしていくことと思います。
するとより重要になってくるのはランドスケープも含めた建築のデザイン。単体ではなく、周辺の家屋や環境との関わりの中でデザインしていくことが、建築に関わる人たちの責務ではないでしょうか。

次世代にしっかり引き継がれる家、周辺環境をよくしていくような庭のデザイン。PDOがこれからもパートナーの方々と協働しながら実践していきたいことです。

2025.03.24

Mimicry Style ー135度への字の家・コンセプト動画ー

デザイン道



PDOデザインのDNAを次世代へ伝えていくためのコンセプト住宅。
MS -3「135度への字の家

森環境と生活が一体となる多面方向に拡がりを持つ家。
家族の家としても、核家族の再集合の家としても、十分な広さを持ちます。

2025.03.20

Mimicry Style ーたるの家・コンセプト動画ー

デザイン道



PDOデザインのDNAを次世代へ伝えていくためのコンセプト住宅。
MS-2「たるの家」

暮らしに必要な機能が全て盛り込まれた、最小であり最大の家です。
庇でカバーされたデッキスペースは家の中の様な、外の様な曖昧な空間です。
季節の風や香りを感じながら、心の赴くままに目の前の景色を楽しむ。
そんな穏やかな森の暮らしを満喫できます。

2025.03.01

敷地の見立て

できごと



昨年、八ヶ岳高原に土地を取得された方から建築相談をいただき、中村と見てきました。標高1,600メートルの別荘地はまだ雪が残っています。敷地はカラマツを主体に立派なダケカンバやシラカバも点在しています。



敷地は緩勾配の東傾斜。大きな石があちこちに散見され基礎工事は難儀しそうですが、癖のない土地で、設計の自由度は高いです。
来週にはスタジオでお会いして、計画の進め方やスケジュール感などをご案内します。

2025.02.21

傾斜地はPDOへ?

デザイン道



貸別荘を借りて数年前から時々ご滞在されていた軽井沢の別荘地。愛犬とも遊べ、静かな別荘地が気に入られて、いつしか別荘を建てたいとの想いでPDOへお問い合わせをいただきました。

最初の候補地は道上の急傾斜地。建物に付随するカーポートに車を入れたいと希望されていましたが、上の方に計画する建物までの車路の確保が困難で断念。
その後、当時まだ売りに出ていなかった土地が手入ることになり、あらためてご一緒に敷地を見ました。こちらは道下の傾斜地。一段下がったところに比較的平らなエリアがあり、そこに計画することになりそうです。

道路から車路で下がり、1Fのレベルにカーポート、玄関、寝室、浴室などを計画するプランになりそうです。浅間山の眺望を活かすため、道路と同じレベルくらいになる2FがLDKです。

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