貸別荘を借りて数年前から時々ご滞在されていた軽井沢の別荘地。愛犬とも遊べ、静かな別荘地が気に入られて、いつしか別荘を建てたいとの想いでPDOへお問い合わせをいただきました。
最初の候補地は道上の急傾斜地。建物に付随するカーポートに車を入れたいと希望されていましたが、上の方に計画する建物までの車路の確保が困難で断念。
その後、当時まだ売りに出ていなかった土地が手入ることになり、あらためてご一緒に敷地を見ました。こちらは道下の傾斜地。一段下がったところに比較的平らなエリアがあり、そこに計画することになりそうです。
道路から車路で下がり、1Fのレベルにカーポート、玄関、寝室、浴室などを計画するプランになりそうです。浅間山の眺望を活かすため、道路と同じレベルくらいになる2FがLDKです。
最近主流の鋼板の薪ストーブは触媒を使わないクリーンバーン燃焼が一般的です。触媒も合わせ持つ、ハイブリット型と呼ばれるフレックスバーン燃焼もあります。
我が家にある鋳物のダッチウエスト(FA265)やPDOで以前よくおすすめしていたアンコールは触媒を使って二次燃焼させる熱効率の高いストーブです。
家を建てて24年目、煙突掃除は数年おきにしていたものの触媒は一度も交換しておらず、また掃除を怠っていました。
今年は炉内の温度があまり上がらなく(200℃くらい)、薪の乾燥の所為かと思っていましたが、ふと一度も交換したことのない触媒が気になり始め、やっと交換した次第です。
天板を外して中を見てみると煤や灰がびっしり、完全に目詰まりしています。上の写真の右側がセラミックタイプの交換前の触媒。破損はないもののかなり変形していていました。
交換してさっそく薪ストーブに火を入れ、巡航温度(天板上で150℃くらい)になってからダンパーを閉めると、炉内は600℃を超えてかなり熱を放出している状態でした。
ここ数年、だいぶ薪を無駄に燃やしてしまったようで反省しています。
愛着を持って諸々お手入れは重要です。
「WINTER GARDEN」を建築実績に公開しました。
南に森、北に絶景。
南陽を取り入れながら北向きに開く家です。
「等高線線上のアリア」を建築実績に公開しました。
急傾斜地に建つへの字プランです。
最近は薪ストーブの選択肢が多く、機種選びの楽しみが増しています。
特に海外製のものは高効率な燃焼技術や環境配慮に優れるだけでなく、
デザインの違いで炎の見え方も変わってきます。
よく聞かれるのが暖房能力についてです。
薪ストーブが主暖房であれば空間の大きさに合わせて選ぶ必要がありますが、
床暖房等により安定して部屋が暖かければ、どう炎を楽しみたいかで選んで良いと思います。
HETA(ヒタ)を代表とする鋼板製の薪ストーブは炎の立ち上がりが早く、
操作方法もシンプルなので初めての方にもおすすめです。
薪割りの道具やアクセサリーも豊富なため、
深みにはまるととことん楽しめる世界です。
JOTUL(ヨツール)/F520
JOTUL(ヨツール)/F373
HETA(ヒタ)/NORN(オーブン付)
HETA(ヒタ)/ambition
Vermont Castings(バーモントキャスティングス)/Encore
HASE(ハーゼ)/sendai135
DOVRE(ドブレ)/VINTAGE50